テスターの使い方!初心者向けに多くの測定事例を紹介

テスター

テスターの使い方をまとめました。

初めての方にも実際の使用方法が分かりやすいように、多くの事例を紹介しています。

テスターの電圧・電流・抵抗の各測定方法から応用例まで詳細に説明します。

 

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テスターの使い方!初心者向けに多くの測定事例を紹介

テスターの使い方は簡単です。

電圧・抵抗・導通に関しては測定したい機器・部品にテスターを当てればOKです。

 

テスターは電流測定も可能です。

電流に関しては回路の直列にテスターを接続する必要があります。

 

テスターの基本的な使い方から応用例まで紹介していきます。

 

今回テストに使っているテスターに関しては下記記事で説明しています。

テスターの種類によって機能・特徴が違いますので注意が必要です。

HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーターの使い方

 

テスターで電圧測定

電圧測定するにはテスターのスイッチを「V」に切り替えます。

ただし「交流電圧」と「直流電圧」の2種類がありますので注意が必要です。

 

直流電圧を測定する

乾電池・バッテリー・USB電源などを測定したい場合は「直流電圧」になります。

電子工作などで使うケースが多いのが「直流電圧」となります。

例えばアルカリ乾電池は直流電圧で約1.5Vとなります

 

またUSB電源も直流電圧で約5Vとなります。

下記測定例のようにUSB電源は5Vより高めに設定されているものが多いです。

 

交流電圧を測定する

コンセントなどを測定したい場合は「交流電圧」になります。

DIYや電気配線などで使うケースが多いのが「交流電圧」となります。

 

テスターで電流測定

電流測定する場合はテスターのスイッチを「A」に切り替えます。

 

直流電流を測定する

電流をテスターで測定するには回路に直列で接続する必要があります。

下記回路図のように24Vと抵抗の間に「A」のテスターが入る形になります。

 

実際に測定した例が下記です。

オームの法則どおり24Vを10kΩに接続した回路では2.4mAの電流が流れています。

※I(電流)=V(電圧)/R(抵抗)=24V/10kΩ=2.4mA

 

交流電流を測定するにはクランプメータ

交流電流に関しては基本的にテスター単体では測定できません。

下記のようなクランプメータという測定器を使うケースが多いです。

 

テスターで抵抗測定

抵抗測定するにはテスターのスイッチを抵抗(Ω)に設定します。

 

プローブをに当てることで抵抗値を測定することが可能です。

下記では可変抵抗器(100kΩ)の抵抗値を確認しています。

 

基板上のチップ抵抗もテスターで測定することが可能です。

 

テスターで導通確認

導通確認したい場合はテスターのスイッチを「導通」に設定します。

 

テスターの導通確認は基本的に抵抗測定と同じです。

0Ω付近を測定した場合にブザーが鳴ることで導通を確認することが出来ています。

下記ではコネクタ間のシェルの導通確認をしています。

 

テスターでやってはいけないこと

電流測定専用の端子(ジャック)接続中に電圧測定は非常に危険でやってはいけないことです。

「電圧測定」する場合は「必ず電圧端子」で測定するようにします。

 

電流測定専用の端子は、ほぼ導通状態になっています。

この状態でコンセントなどのAC100Vを測定するのは非常に危険です。

もし実施した場合はコンセント・テスターの故障、また感電の危険性があります。

 

大分昔ですが筆者も誤って実施してしまい、その際はテスターとコンセントが故障しました。

幸い感電はしませんでしたが、テスターのプローブまで溶けた結果となりました。

 

下記記事でコンセントをテスターで測定する際の注意点を記載しています。

テスターでAC100V測定する際に気を付けること

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テスターの使い方の注意点について説明します。 テスターは交流100Vも測定可能ですが、使い方を間違えると感電・火事の危険性があります。 コンセントのAC100Vを測定する際に気を付けることを紹介します。

 

テスターの使い方で注意すること

テスターで測定が出来ない・測定精度が悪い場合にありがちなミスを紹介します。

 

電流測定が出来ない場合

電流測定が出来ない場合はテスター内のヒューズが切れているケースがあります。

 

ヒューズが切れていると電流測定が出来ません。

ヒューズ線が見えても、断線している場合があります。

もう一つテスターを用意してヒューズの抵抗値を測定すれば判別が付きます。

 

下記記事でテスターのヒューズ交換方法について紹介しています。(リンク先はこちら)

テスターで電流測定ができなかったのでヒューズを交換してみた

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電圧測定が出来ない場合

テスターで電圧測定出来ない場合はプローブの接触が悪い・誤っている場合が多いです。

電圧測定したい箇所にしっかりプローブを接触させるようにします。

特に基板を直接測定する場合には狙った箇所にプローブが当てにくい場合が多々あります。

 

またケーブルなどの電圧測定はどうしてもテスター単体では難しい場合もあります。

その際はワニ口クリップICクリップ-ワニ口などを使うと便利です。

はんだ付けしなくても一時的に接触を固定することができます。

 

測定精度が悪い場合

また測定レンジがあるテスターでは適切なレンジを選ぶ必要があります。

小さすぎると測定出来ません。また大きすぎると測定精度が悪くなります。

電圧・電流・抵抗の測定全てに当てはまります。

 

下記記事では抵抗測定で適切なレンジにしないとどうなるのか含めて確認しています。

テスターで抵抗を測定するときは正しいレンジに合わせよう

テスターで抵抗を測定するときは正しいレンジに合わせよう
テスターの使い方で抵抗測定を紹介していきます。 実際に抵抗10kΩや電子機器の抵抗値を測定してみました。 実際に抵抗測定した事例を多くの写真交えて、分かりやすく説明します。

 

テスターの測定の事例

電圧・電流・抵抗の測定・応用例を紹介します。

あくまで筆者の一例ですが、テスターの測定の参考にしてもらえれば幸いです。

 

乾電池の電圧測定

テスターで乾電池のアルカリ電圧を測定しました。

新品の電池、寿命に近い電池の電圧値含めて確認しています。

 

乾電池の測定方法は下記記事で紹介しています。(リンク先はこちら)

テスターで乾電池を測定してみる

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テスターで乾電池の電圧を測定しました。 新品の電池、寿命の電池の電圧値含めて確認しています。 テスターの使い方から、実際の電圧値まで分かりやすく紹介します。

 

USBの電圧測定

テスターでUSBの電圧を測定しました。

USBの電圧をテスターで測定する手段は色々ありますので、複数例紹介しています。

 

USBの測定方法に関しては下記記事で紹介しています。(リンク先はこちら)

テスターでUSB5Vを測定する前の準備

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テスターでUSBの5V電圧を測定する前の準備をしました。 USBコネクタ箇所は狭く、普通のテスターのプローブでは測定出来ません。 但しケーブルやチェッカーを準備すれば測定できます。 USBの電圧測定例を何個か紹介します。

 

トランジスタの電圧測定

トランジスタで5V,12VをON/OFFする際の電圧をテスターで測定しました。

ラズパイのGPIOからトランジスタを制御しています。

 

トランジスタでON/OFFを電圧測定した記事が下記です。(リンク先はこちら)

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トランジスタの電流増幅率(hfe)の測定

トランジスタの重要な特性である電流増幅率ですがテスターの種類によっては測定可能です。

実際にnpnトランジスタの2SC1815で測定してデータシート通りであることを確認しています。

 

電流増幅率の測定方法を下記記事で紹介しています。(リンク先はこちら)

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DC電源の電圧測定

DC24V電源の電圧をテスターで測定しています。

出力電圧を調整して24V(-10%~+15%)を確認してみました。

 

下記記事で安定化電源の24Vを測定しています。(リンク先はこちら)

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昇圧電源モジュールの電圧測定

安定化電源より安く手に入る昇圧電源モジュールの電圧をテスターで確認しています。

USBの5Vから簡単に12Vや24Vを作ることができます。

 

下記記事で12V/24V電源の簡単な作り方を紹介しています。(リンク先はこちら)

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LANケーブルの電圧測定

PoE給電中のLANケーブルの電圧(48V)をテスターで測定してみました。

(PoE…Power over Ethernet の略称でLANケーブル経由で電力を供給する技術)

 

48Vという高めの直流電圧をテスターで測定出来ています。(リンク先はこちら)

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コンセントの電圧測定

コンセントをテスターで電圧測定してみました。

ACタップをON/OFFさせて交流電圧100VもON/OFFすることを確認しています。

 

 

コンセントの交流100Vを確認できています。(リンク先はこちら)

テスターでコンセントAC100Vを測定してみる

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リレー・タイマーの電流測定

オムロンのリレーとタイマーの電流をテスターで測定してみました。

電流値がデータシート通りであることを確認しています。

 

普段は測定しない箇所の電流測定が出来ています。(リンク先はこちら)

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故障解析での抵抗・導通確認

テスターの抵抗測定を利用することで、故障した機器の調査が出来ます。

昇圧電源モジュールが壊れた場合、どの部品が故障しているのかを確認しました。

 

コンデンサがショートモードで故障したことまで調査しています。(リンク先はこちら)

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発光ダイオードの向きを導通で確認

発光ダイオード(LED)にはアノード・カソードの向きがあります。

見た目で向きが分からない場合、テスターの「導通」で確認することができます。

 

実際に発光ダイオード(LED)の向きで点灯する/しないを確認しています。(リンク先はこちら)

発光ダイオードの向きをテスターで確認してみた

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発光ダイオード(LED)にはアノード・カソードの向きがあります。 見た目で向きが分からない場合、テスターで確認することができます。 実際にテスターでLEDの向きをどのように測定・確認できるのかを紹介します。

 

まとめ

今回はテスターでの使い方に関して紹介させていただきました。

記事をまとめますと下記になります。

電圧・抵抗・導通ではテスターを測定したい箇所に当てます
電流は測定したい回路に直列にテスターを接続します

 

テスターは1台ありますと電気回路の勉強・電子工作の作業など多くの場面で役立ちます。

多くの測定事例で使用したテスターを下記記事で紹介しています。

ぜひ合わせて一緒にご覧ください。

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