テスターの使い方の注意点について説明します。
テスターは交流100Vも測定可能ですが、使い方を間違えると感電・火事の危険性があります。
コンセントのAC100Vを測定する際に気を付けることを紹介します。
テスターで電圧測定する際に注意すること
下記の記事でAC100Vを測定する上で「短絡・地絡に注意!」と書かせていただきました。
この点含めてテスターの使い方の注意点について説明していきます。
コンセント100Vを測定する上でよくある事故は2ケースと考えられます。
AC100V±間で短絡(ショート)させる
これはイメージがつきやすいかと思いますがプローブの赤・黒をショートさせてはいけません。
+と-で大電流が流れて、火花が出たりブレーカが落ちます。
電流測定用のジャックにつなげたままAC100V電圧測定
これはテスターを使う人ほどよくやるミスだと思います。
下記は赤の電圧ジャックが「10ADC」つまり電流測定用のジャックに接続しています。
「電流」測定ジャックでの電圧測定は非常に危険です。絶対に実施しないようにしましょう。
テスターで電流測定する際には内部は小さい抵抗しか持っていません。
ほぼ導通状態になり短絡に近い形になるためです。
普通の数百mA箇所はヒューズがあるため、まだ保護機能はあります。(それでも危険ですが…)
しかし「10A」など大電流を流せるジャック箇所はヒューズが無い場合があります。
この状態で電圧測定すると非常に危険です。
電圧測定の際には必ず電圧ジャックで測定しましょう
テスターの電流測定で危険にならない対策案
テスターの電流測定は電圧測定と比べて使うケースが非常に少ないと思います。
交流100Vをよく測定するテスターに関しては、電流測定が無いテスターを選ぶのも一つの手です。
下記記事では電流測定の機能が無い、テスターを紹介しています。
HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーターの使い方
電流測定の箇所に誤挿入防止のセーフティーカバーが付いたテスターも販売されています。
下記のようなテスターを選ぶ案もあります。
まとめ
今回はテスターでのAC100Vを測定する注意点に関して紹介させていただきました。
記事をまとめますと下記になります。
テスターで交流100Vを測定する際には安全第一でお願いします。
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