テスターの使い方で抵抗測定を紹介していきます。
実際に抵抗10kΩや電子機器の抵抗値を測定してみました。
実際に抵抗測定した事例を多くの写真交えて、分かりやすく説明します。
テスターの使い方!抵抗測定の方法
テスターでの抵抗測定の方法は簡単です。使い方を紹介します。
テスターのモードを抵抗(Ω)に設定して、プローブを当てるだけです。
単純な抵抗器を測定したい場合はリード・端子箇所を測定するだけです。
機器の配線間の抵抗を測定したい場合もテスターで可能です。
コンセント配線のL(ライブ)-N(ニュートラル)の交流100V間を確認しています。
抵抗値が無限大で問題ないことを測定できています。
※あくまで測定例として活電中に実施していますが、基本ブレーカOFFで確認お願いします。
例えば基板上のチップ抵抗を測定したい場合もプローブで当てればOKです。
※基板では他のパターンが抵抗に影響ないか確認する必要があります。
テスターで抵抗を測定するときは正しいレンジに合わせよう
テスターによっては測定レンジを選択する必要があります。
正しいレンジに合わせないと正確な測定ができません。
筆者も2台テスターを所持していますが、安物の海外製のデジタルテスターはレンジがあります。
測定レンジは無いテスターをおすすめします
(筆者が愛用している)国内メーカであるHIOKIのテスターの方ではレンジはありません。
基本的にテスターに関してレンジは「無い」方をおすすめします。
下記記事で紹介しています。測定レンジを選ぶ必要が無いと測定が楽です。
HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーターの使い方
テスターでレンジを変えて抵抗10kΩを測定してみる
測定レンジがあるテスターの方で(わざと)レンジを変えて抵抗値を測定してみます。
抵抗10kΩ±5%を接続して、高いレンジから測定していきます。
測定レンジが2000kΩの場合
最後に一番上のレンジの2000kΩの場合、抵抗値は「9」kΩでした。
10kΩに対してレンジが高すぎて、精度良く測定できていません。
少し抵抗の触れ方が変わっただけでテスターの表示が10kΩ⇔9kΩと切り替わります。
測定レンジが200kΩの場合
測定レンジの200kΩの場合、抵抗値は「9.8」kΩでした。
2000kΩと比べると、小数点1桁目が表示されて抵抗値の測定精度が上がっています。
測定レンジが20kΩの場合(正しい測定レンジ)
測定レンジの20kΩの場合、抵抗値は「9.89」kΩでした。
小数点2桁までテスターが表示しています。
抵抗値10kΩ±5%に対して、正しい測定レンジで一番精度良く測定できています。
測定レンジが2kΩの場合
測定レンジの2000(2k)Ωの場合、抵抗値が測定できませんでした。
テスター上では左端に「1」表示しています。測定レンジが200Ωの場合も同様でした。
抵抗値10kΩが、測定レンジ2kΩを超えているので測定不能となっています。
まとめ
今回はテスターでの抵抗の測定レンジに関して紹介させていただきました。
記事をまとめますと下記になります。
記事内でも紹介しましたがレンジが無いテスターの方が測定が楽です。
筆者も愛用している「HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター」も測定レンジは無く、おすすめします。
下記記事で詳細を紹介しています。ぜひ合わせて一緒にご覧ください。
HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーターの使い方
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