オーディオ用ICにはアンプのパワーが決まっています。
直接スピーカが駆動できれば良いですが、ICスペック上足りないケースが多々あります。
この記事ではテスト的にスピーカ接続を試した内容を紹介します。
ヘッドホン用のオーディオICに直接スピーカ接続してみた
オーディオ用ICにはアンプのパワーが決まっています。
直接スピーカが駆動できれば良いですが、ICスペック上足りないケースが多々あります。
この記事ではテスト的にスピーカ接続を試した内容を2例、紹介します。
CS47L63
CS47L63は本来ヘッドホン用のオーディオICです。
直接接続できる負荷抵抗の推奨範囲は15 Ωから100 Ωです。
データシートには32Ωの負荷に対して20mWを供給可能と書かれています。
普通はヘッドホン用(3.5mmジャックなど)のアンプ出力となっています。
ただし、市販の汎用はスピーカ8Ω0.5Wのケースが多いです。
今回は下記汎用のスピーカを使っています。
推奨範囲から外れるためテスト的にですが、直接スピーカ駆動できるか確認しました。
直接駆動が出来れば、オリジナルのスピーカを作る・接続する際に楽になるためです。
今回の基板は、直接スピーカ接続できるように、ピンヘッダーが用意しています。
OUTP(TIP)とOUTN(SLEEVE)に接続しました。
オーディオの流すと問題なく、音声が流れました。
デモ動画でも紹介しています。
テスト的なスピーカを作成する際には、外部(USB)電源が不要になり楽になります。
MAX98357
MAX98357にも直接スピーカを接続してBEEP音が鳴るか、テストしています。
ただしMAX98357に関しては、データシートのスペック上でも8Ω0.5Wでも動作します。
Amazonでも売っている汎用ボードを使っています。
デモ動画を下記で紹介しています。
動画では、DAC+スピーカーとnRF54L15をI2Sで接続し、ビープ音のみを鳴らす準備をしています
リセットすると、I2S経由でビープ音が鳴る様子が確認できます。
オシロスコープで波形も確認しました。(CH1: 3.3V, CH2: BCLK, CH3: DIN, CH4: LRC)
BCLKの波形は約1.4 MHzでした。これは以下の計算に基づくと予想通りの値です。
BLCK = 44100 Hz × 2チャンネル × 16ビット/チャンネル = 1.4112 MHz
まとめ
オーディオ用ICにはアンプのパワーが決まっています。
直接スピーカが駆動できれば良いですが、ICスペック上足りないケースが多々あります。
この記事ではテスト的にスピーカ接続を試した内容を紹介しました。
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