Claude codeを使ってZephyr RTOSのデバイスツリーを書かせてみました。
ラズパイPico2WのGPIOという簡単な内容を対応しています。
実際にテストした内容・プロンプト含めて紹介します。
Claude codeでZephyr(RTOS)のデバイスツリーを書かせてみた
Claude codeを使ってZephyr RTOSのデバイスツリーを書かせてみました。
ラズパイPico2WのGPIOという簡単な内容を対応しています。最終的にはLチカさせています。
実際にテストした内容・プロンプト含めて紹介します。
テストした動画は下記です。
既に一度テスト済の内容
既に、Zephyr+ラズパイpico2WをLチカさせるのは下記で実施済です。

その際はラズパイPico2のデバイスツリーを一部修正して対応しました。
ZephyrRTOSでは、ハードウェアの構成をデバイスツリー(Device Tree)で定義します。
Claude codeを活用することで、楽に新規作成できるようになるかと試してみました。
Claude codeとは
今回はClaude Pro版を使っています。
Claude.aiさんにClaude codeを説明させると、こんな感じの説明です。
同類のボード設定(デバイスツリー)を横展開するときも楽になるかと思い、やってみました。
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Claude codeは、Anthropic社が提供するAI支援のコマンドラインツールです。 開発者がコーディング作業をClaude AIに直接委託できる画期的なツールで、現在リサーチプレビューとして提供されています。 特に組み込み開発では、デバイスツリーの記述が複雑になりがちですが、Claude codeを使うことで効率的に生成できます。 |
今回の開発環境
- ターゲットボード: Raspberry Pi Pico2W
- OS: Windows 11
- 開発環境: VS Code + Zephyr SDK
- Claude code: Pro版
- West: Zephyr公式ビルドツール
もし同様に実施したい場合は、Zephyrのインストールガイドに従うだけで作れます。
参考までに筆者がインストールした際の動画です。
Claude codeでのDevice Tree生成
Claude Codeの詳しい使い方は色んな人が紹介しているので詳細は省略します。
さらっと動画ベースで紹介します。
WSLを起動して、Claude codeを立ち上げ中
Claude codeへのプロンプトを作ります。下記形で作ってもらいました。
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これはZephyrのプロジェクトです。 現在ラズパイPico2Wはサポートされていません。 \claude-zephyrproject\zephyr\boards\raspberrypi\rpi_pico2 但し、一つ前のラズパイPicoWはサポートされています。 \claude-zephyrproject\zephyr\boards\raspberrypi\rpi_pico ハードウェア構成は同じですので、ラズパイPicoW2のデバイスツリーをラズパイPicoWのように修正してください。 .dtsだけではなく.yamlやdeconfigのファイルも対応してください |
Claude code コード作成中…
Zephyr(RTOS)+ラズパイPico2Wのデバイスツリーを作成中です
おおよそ、いい感じに作れていそうです。GPIO周辺も調整してもらいます。
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現在、samples/basic/blinkyは下記デバイスツリーを参照してGPIO25をON/OFFしようとしています。 ただしラズパイPico2WではGPIO25WはCYW43439の通信用に使われているためblinkしません \zephyr\boards\raspberrypi\common\rpi_pico-led.dtsi GPIO14からLチカさせるようにしてください |
今回は仮環境なのでコマンドプロンプトでビルドします
Claude Codeにビルド時のエラー箇所を伝えて(貼り付けて)、修正中…。
勝手にガンガン修正されていきます。
修正終えて、ビルドも通るようになりました。
Pico2WでLチカさせます。Pico2Wにプログラム書き込み中…。
Lチカ+シリアルメッセージも確認しました。
まとめ
Claude codeを使ってZephyr RTOSのデバイスツリーを書かせてみました。
ラズパイPico2WのGPIOという簡単な内容を対応しています。
実際にテストした内容・プロンプト含めて紹介しました。
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