筆者が持っている「実用的」かつ「使える」おすすめ工具の紹介を紹介します。今回はニチフの圧着端子の特徴を確認して、(筆者の)使用頻度が多いサイズ(品番)を調べていきます。
ニチフの圧着端子
圧着端子のメーカは国内・国外含めると数多くありますが、筆者が一番お世話になっているのがこの「ニチフ」の圧着端子です。
日本の老舗メーカで安心して使用することができます。またラインナップも豊富で用途にあった端子を選択することが可能です。
下記写真は筆者の持っている圧着端子を載せただけの一例です。(他にも多くの種類の圧着端子がありますので詳細はニチフのサイトで確認お願いします)
今回はニチフの圧着端子を簡単に紹介すると共に、(筆者の)一番使用頻度の多いサイズ(品番)が何処に使われているかを次章から紹介してきたいと思います
Y端子と丸端子
圧着端子で一番目の違いで出てくるのはY端子と丸端子ですね。ニチフの正式の呼び方としてはY端が「銅線用裸圧着端子(Y形)先開形」、丸端が「銅線用裸圧着端子(R形)丸形」ということらしいです
サイズ一緒でY端子か丸端子だけ違うものが下記写真です。左がY端子の「1.25Y-3」、右が丸端子の「R1.25-3」
Y端子と丸端子の違いは見てのとおりで取り付ける端子形状が異なっています。コメントするまでもないと思いますがY端子のメリットは取り付けが容易。丸端子のメリットは簡単に外れないことがよく挙げられます。
品番構成
品番構成については、筆者が説明するよりニチフのサイトで確認してもらった方が分かりやすいのでリンク先を貼っておきます。Y端子がこちら。丸端子がこちらです
ここでは一例をあげて品番構成がどのようにサイズに影響してくるかを紹介します
「1.25Y-3」を例とすると「1.25」が圧着する電線に影響して、「Y-3」が取り付ける端子台に影響してきます
例えば取り付ける端子台がM3のネジならば「1.25Y-3」はOKで「1.25Y-4M」はNGとなります。下記写真のようにM3の端子台に対して1.25Y-4Mはスタッド径が大きすぎて取り付けることができません。
実際に使用頻度が多いサイズ(品番)
そして(筆者の)使用頻度が多いサイズ(品番)は「1.25Y-3」です。
この使用頻度に関しては人によって様々だと思いますが、結構な人が1.25Y-3が多いのではと思っています。(AC100V・200Vで大電流扱っている方はもっと大きいサイズになっていしまうと思いますが…)
理由としては、筆者はDC24V,DC12V系の装置・機器を使うのですが端子台形状がM3対応品が多いためです。筆者のブログで良く出てくる「24V電源」「シーケンサ(PLC)」「リレー」「タイマー」「端子台」は全て圧着端子Y形1.25Y-3で対応しています。
おそらくDC24V,DC12V系を使う方で「圧着端子の型番どうしよう?」と考えた方は「1.25Y-3」をおススメしときます
圧着工具
圧着工具に関してですが、仕事として使う場合は正式な圧着工具はメーカ純正品を使うべきですね。例えば今回紹介した圧着端子Y形1.25Y-3の圧着端子にはニチフの「NH1」が純正品となっています
但し、個人・プライベートで使う場合には他工具メーカから対応した圧着工具が売られていますのでそちらも探してもいいと思います。圧着工具などは規格で決めれらているので、対応した圧着工具ならば基本問題ないと考えています
圧着工具(参考扱い・余談ネタ)
ここからはあくまで参考扱い・余談ネタ。筆者も圧着工具を持っていますが、1.25Y-3に対応した圧着工具をまだ持っていません。
(こんなに偉そうに紹介しているのにすみません…m(-_-)m。工具はそれなりに値段がかかるのでプライベートの財布には結構厳しいです)
筆者が持っているのは、どちらかというと1.25Y-3よりもう少し大き目に対応したホーザン製P737圧着工具です。
以前の紹介した記事にもあった非常にコストパフォーマンスが高い「ホーザン(HOZAN)電気工事士技能試験 工具セット」のセットに入ってきたものです。その時の記事は下記リンク先からお願いします。
本来はリングスリーブといった圧着工具で複数の電線をまとめて圧着する用途が多いのかもしれませんが、1.25Y-3にも一応(?)圧着できています。(本当に一応ですので、お金に余裕がある方は対応した圧着工具をおススメします)
多くの人がプライベートで持てる工具には限りがあると思いますので対応した圧着工具が無くてもあきらめず一度試してみるのもいいかもしれません。(あくまで個人・プライベートでの自己責任扱いでお願いします)
まとめ・感想
圧着端子は電気工作・DIYでも使い道は多々ありますので一つ持っておくと何かと便利です。今日はここまでにしたいと思います。どうもありがとうございました。
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