Ultra96-V2とVitis-AIをAventのplatformsで動かすメモ

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AI

Ultra96-V2でVitis-AI 2.0を動かしてみました。

Aventが提供しているプラットフォーム使えばデモ程度は簡単に動作できます。

手順を紹介します。

 

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Ultra96-V2とVitis-AIをAventのplatformsで動かすメモ

Aventのプラットフォームを使えば、簡単にUltra96-v2でVitis-AIのデモを動かせます。

細かい(Runtimeなどの)インストール作業も不要でテストできます。

自身への忘備録兼ねて、簡単に手順を紹介します。

 

hackster.ioの記事をテストしただけ

元のルーツ記事は下記です。一番最初の冒頭の箇所です。

Vitis-AI 2.0 Flow for Avnet VITIS Platforms
This guide provides detailed instructions for targeting the Xilinx Vitis-AI 2.0 flow for Avnet Vitis 2021.2 platforms. B...

ネットワークの設定などを簡単にメモレベルで追記しています。

 

Ultra96-v2とUART接続の仕方

今回、初期設定にはUltra96-v2にUARTを使って設定しています。

PCからUSBシリアル接続で対応できます。

同様に実施する方は下記記事をご参考下さい。(リンク先はこちら)

Ultra96-V2のuart1にUSBシリアル通信で接続してみた

Ultra96-V2のuart1にUSBシリアル通信で接続してみた
Ultra96-V2にUSBシリアル通信ケーブルから直接接続してみました。 専用の中継ボードが無くても、市販のケーブルでシリアル通信が可能です。 何処のピンに接続すれば良いのか含めて紹介します。

 

Vitis AIを慣れるために

今回記事を書いた背景としては、下記コンテスト時にVitis AIで苦戦していたためです。

サンプル・デモを弄って、少しずつですが経験を積んでいます。

AIエッジコンテストが勉強になった(難しかった)件

AIエッジコンテストが勉強になった(難しかった)件
第5回AIエッジコンテストに参加していました。 (筆者の力量では)コンテストの課題が難しく、最後の実装まで到達できませんでした。 ただ貴重な勉強の機会になりましたし、自身への忘備録としても内容を紹介します。

 

AvnetのイメージをSDカードに焼く

下記からUltra96-v2のSDカード用のイメージをダウンロードします。

ZIPで4GB、解凍すると10GB以上ありますのでご注意下さい。

 http://avnet.me/avnet-u96v2_sbc_base-vitis-ai-2.0-image

 

解凍したimgファイルをSDカードライターなどを使ってmicroSDカードに書き込みします。

筆者はbalenaEtcherというソフトを使っています。

 

Ultra96-v2にSDカードを挿して起動する

Ultra96-v2にSDカードを挿入して、USBシリアル通信ケーブル接続した状態で起動します。

12V電源を入れて、SW4をONします。

 

TeraTermなどでボーレート115200bpsで接続すれば、立ち上がり時のログから確認できます。

立ち上がり時のログは下記のようになります。

 

Avnetのスクリプトを走らせる

Avnetが用意している、Vitis AIのデモを動かす準備のスクリプトを動かします。

cd dpu_sw_optimize/zynqmp/
source ./zynqmp_dpu_optimize.sh

 

下記のようなログ・実行結果になります。

 

Ultra96-v2のWifiの設定をする

重いデータをUltra96-v2に転送するときのためにWifiの設定をしておきます。

またUltra96-v2のディスプレイポートに接続しなくとも、画面の確認が可能となります。

(ディスプレイの接続切り替えが無くなり、結構楽になります。)

 

「""」箇所のssidとパスワード(psk)をご自宅の無線LANに設定しときます。

vim wpa_supplicant.conf

 

設定後はWifi用のスクリプトを動作させれば、IPアドレスが割り振られます。

筆者のケースだと192.168.11.7となりました。

./wifi.sh

 

MobaXtermなどを使うことで、PCから無線での接続が簡単にできます。

 

USB-LAN変換アダプタを使う場合

Wifiではなく、USB-LAN変換アダプタを使って有線LANでも対応できます。

 

PCとUSB-LAN接続した状態で下記で出来ました。

modprobe g_ether
ifconfig

 

IPアドレスを確認して、PC側から接続すればOKです。

 

Vitis AIのデモ・サンプルを動かしてみる

後はhackster.ioの記事を参考にデモ・サンプルを動かせばOKです。

車の検出、人の姿勢を検出するデモなどが入っています。

cd ~/Vitis-AI/demo/VART/adas_detection
./adas_detection ./video/adas.avi /usr/share/vitis_ai_library/models/yolov3_adas_pruned_0_9/yolov3_adas_pruned_0_9.xmodel

 

cd ~/Vitis-AI/demo/VART/pose_detection
./pose_detection ./video/pose.mp4 /usr/share/vitis_ai_library/models/sp_net/sp_net.xmodel /usr/share/vitis_ai_library/models/ssd_pedestrian_pruned_0_97/ssd_pedestrian_pruned_0_97.xmodel

 

まとめ

Aventのプラットフォームを使えば、簡単にUltra96-v2でVitis-AIのデモを動かせます。

是非皆さまも試してみて下さい。

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