30代の組み込みエンジニアが転職活動をしてみました。結果は落ちました。
悔しい結果でしたが、本当に貴重な経験になったと実感しています。
面接や履歴書で失敗した内容を紹介します。
組み込みエンジニアが転職で失敗した話
30代の組み込みエンジニアが転職活動してみました。
GAFA含めて、主に外資系の研究・開発する部門で合計3社受けてみました。
結果は3社とも失敗でした。
- GAFAのどれか…(希望部署と上手くマッチングできず)3次面接前に途中辞退
- 外資系の研究開発する会社…3次面接で落ちました
- クラウド関連の会社…エントリーシートで落ちました
筆者自身のエンジニアとしての実力不足も感じましたし、準備・調査不足もありました。
特に実感したのが下記点です。詳細について紹介していきます。
→履歴書提出から最終面接までに数か月かかる場合もあります。
→企業が必要としている技術経験がないと、まず面接にも呼ばれません。
→面接では普段の仕事では考えない技術的な視点を問われます。
組み込みのハードウェアのエンジニア
この記事を書いている人の一番の専門は組み込み系のハードウェアです。
一般的な30代の理系のサラリーマンです。
- 国内メーカのハードウェアのエンジニア。
- 約10年目の社会人です。
- 開発、設計、生産技術まで幅広く対応。
- 一番の専門はCPUやマイコンなどの組み込み系。
細かいスキルなどに関しては下記の自己紹介(ポートフォリオ)をご参照下さい。
転職活動した理由
転職活動した理由としては、自分自身の技術を更に鍛えたいと考えたからです。
30代ですが、マネージメントよりも技術的なことをしたいという背景です。
詳細に関しては下記記事で紹介しています。
履歴書で失敗したこと
今回クラウド関連の会社で履歴書で落ちましたが、まず職種が合っていませんでした。
(逆に自分の専門分野が募集要項にしっかり合っていた他2つは簡単に通りました)
履歴書は「応募する職種・要項に合わせて作成する」必要があります。
組み込みエンジニアと言っても幅は広く、専門分野が一致することは少ないです。
ただし、転職するためには企業が求める経歴・経験が必要になります。
(応募要項から逆算して、予め実績を積むぐらいしないと駄目だと感じました)
英語の履歴書
外資系や研究開発する会社の場合、履歴書を英語で書くケースが出てきます。
筆者は仕事で英語は使いませんが、英語の履歴書は何とか通すことができました。
(ただし、そのレベルだと面接は上手くいくとは言っていない。)
書いている人の英語のレベルはTOEIC600ぐらいです。(下記記事参考)
TOEIC600点を2週間で取れた!社会人になって久しぶりの英語
英語の履歴書を書くのは筆者も初めてでした。
筆者も翻訳サイト(DeepL・Google)、参考書を片手に何とか作成したレベルです。
実際に使った参考書→英文履歴書の書き方・英語面接の受け方
今回折角なので、英語の履歴書を添削できるアドバイザーの方にも見てもらいました。
大体はOKということでしたが、細かい箇所を指摘・コメントして貰えました。
英文履歴書の添削してもらった下記記事で紹介しています。(リンク先はこちら)
面接で失敗したこと
面接では基本的な質問(職務経歴・志望動機など)はまず聞かれます。
また職種が組み込みエンジニアということで、どの面接でも技術的な内容がメインでした。
技術的な質問
技術的な質問に関しては数点全く答えれなかった質問がありました。
面接で落ちた大きな理由の一つだと思っています。
回答出来なかった質問はどれも、普段の仕事では考えていなかった内容でした。
(守秘義務があるので)ざっくりイメージとしては下記例です。
- とあるICの演算能力がスペック通りに出ない場合、考えられることは?
- とある処理をする場合に演算能力をどのように見積るか、また確認するか?
仕事でも似たようなケースは有りましたが、手を抜いていたとも言える箇所です。
仕事中には下記のように考えて、誤魔化していた所でした。
- 「本来は理論計算するべきだが、実際に動作できるし問題ないか…」
- 「過去に問題なく動作しているため、設計工数の関係上で検討を見送り…」
今面接を振り返ってみると、実力不足の所も準備不足な点も多くありました。
面接前に募集要項に関連する技術書をもっと読み込んでおけば…と感じました。
英語の面接
GAFA含めた外資系の面接を受けました。(海外の本社ではなく、日本法人の方です。)
面接では最初は日本語で行い、必要ある箇所は英語で行うという形でした。
英語に関しては本当に実力不足を実感しました。
職務経歴・志望動機などに関しては予め想定していたので英語で回答できました。
ただ技術的な質問で込み入った内容で、上手く英語で対応出来ませんでした。
適切なフレーズが直ぐに口から出てこなかったです。
もし転職先で英語を使うのであれば、面接時の段階で使える必要があります。
普段英語を使う機会がないのであれば、相当な準備をしておく必要がありました。
働きながらの転職活動
今回は会社は辞めずに転職活動を行いました。
特に「今いる会社が嫌で転職」という形では無かったため、大分気は楽でした。
転職の仕方は色々ですが、基本は働きながらの転職をおすすめします。
転職活動は時間がかかる
1回目の面接をするまでに、履歴書を提出してから1か月かかった会社もありました。
下記例のように転職活動の各場面で時間がかかります。
- 履歴書が通過したかの連絡が来るまでにも1~2週間。
- 会社によっては技術課題があり、対応してOKを貰うのにも1~2週間。
- 面接が平日のため、自分の年休を調整するのに1~2週間。
またレベルの高い会社だと、面接が複数回になり時間がかかります。
例えば「会社を急に辞めて、焦って転職活動」は良くない結果に繋がると思います。
初めて転職活動してみて、一番思ったことは「時間」でした。
本当にやりたい仕事があるならば、日頃から意識する必要があります。
心と時間に余裕ある内から、準備進めておくことが重要だと強く感じました。
Web面接で移動が無いのは楽
今回の転職活動の面接は全て「Web面接」でした。移動が無いのは本当に楽でした。
世の中的に転職活動しやすい環境になっています。
(もし面接の度に毎回移動が必要だったら、働きながらの転職活動は難しかったと思います)
応募の仕方
今回筆者は転職したい会社に直接応募しました。
外資系の会社でも「企業名+採用」とググれば、採用情報のページが出てくるはずです。
転職したい所が決まっているのであれば、直接応募で良いと思います。
使った転職サイト
転職サイトもビズリーチは情報収集の目的で使っていました。
国内の優良企業含めて多くの募集情報・オファー情報が入ってきます。
組み込みエンジニアの案件も多くありますので、登録しといて損はないと思います。
転職活動が会社にバレることはなかった
転職サイトへの登録自体は数年前から登録はしています。
また今回は3か月ほど転職活動しましたが、面接の数日で年休・半休を使っただけでした。
特に転職活動が会社にバレるとかそういうことはありませんでした。
まとめ
30代の組み込みエンジニアが転職活動をしてみました。結果は落ちました。
エンジニアとしての実力不足も感じましたし、準備・調査不足もありました。
記事をまとめると下記になります。
今回の転職活動は悔しい結果でしたが、本当に貴重な経験になったと実感しています。
もっと若い段階に一度経験しておけば良かったと思うぐらいです。
転職を少しでも考えている方は、準備の一歩を進めておくことをおすすめします。
- 興味ある会社の採用情報を見てみる
- 転職サイト(ビズリーチ)などで情報収集してみる
次の記事では転職活動で必要になった英語の履歴書について書いています。
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