AI初心者の筆者が愛知開催のAIの勉強会に参加してきました。(しかも5分間発表するLT枠として)
勉強会の参加方法、当日の様子、また知見ある有識者とも知り合えて非常に有意義だった旨を紹介します。
- AIの勉強会に初心者がLT枠で参加してみた!AIchi勉強会
- 「AI x 愛知」愛知県で行うAI関係の勉強会
- 当日の勉強会の様子
- 「About Edge Computing "あらゆるものが考える"世界を作るのに必要な技術」(ほけきよ)さん
- 「挫折しないためのAI学習法」(からあげ)さん
- 「技術力で世界と戦う 機械学習コンペティション『Kaggle』の魅力」(u++)さん
- 「カーナビプロダクトにおける機械学習事例」(masayuki5160)さん
- 「ベイズ学習に入門した話」(なつお)さん
- 「エッジAIの事例を簡単に試せる!Edge TPUとAI初心者」(ミソジ)
- 「人工知能の国際会議IJCAIの紹介」(神)さん
- 「AIを活用して作るWebサービス開発について」(2z)さん
- 「Math is language」(HELLO CYBERNETICS)さん
- 「ディープラーニングおじさんの話」(やま)さん
- 懇親会
- AIの勉強会の参加方法
- まとめ・感想
AIの勉強会に初心者がLT枠で参加してみた!AIchi勉強会
きっかけは非常に面白い技術系ブログを運営している「からあげ」さんが「AIの勉強会を愛知でやるよ!」とツイートを見かけたからです。
そして何を血迷ったのか、AIに関してど素人の筆者がLT枠(5分間プレゼンする枠)で即座に参加させて頂きました。
参加方法・勉強会の探し方に関しては後ほど記述します。
「AI x 愛知」愛知県で行うAI関係の勉強会
「AIchi勉強会」という名前の通り、2019年9月7日(土)に愛知で開催されました。
会場はヤフー株式会社 名古屋オフィス
なんと会場は「名古屋駅」隣接のJRセントラルタワーズ50Fの「ヤフー株式会社」さんでした。
色々話を聞くと、「ヤフー株式会社」さんはIT・AI・Web系の勉強会の場所として結構開放しているみたいです。
やはりAIの勉強でも、たまには外出てリフレッシュした環境の勉強会に参加することは刺激にもなるし、モチベーションアップに繋がります。
50Fの会場からの景色は最高でした。
当日の勉強会の様子
100人弱が集まる盛況具合でした。(キャンセル待ちが60人以上はいた様子)
#StudyAIchi はじまった
100人弱きていただきました〜キャンセル率低くて良き〜 pic.twitter.com/6tTjMhpaHr— しーちょー (@c_tyo) September 7, 2019
13:30~から開会で17:00に閉会という流れでした。
発表者は「からあげ」さん、「ほけきよ」さん、「u++」さん、「masayuki5160」さん、「HELLO CYBERNETICS」さん、「なつお」さん、「神」さん、「2z」さん、「やま」さん、筆者の「ミソジ」の計10名
と非常に技術力のレベル高いメンバー揃いでした。
簡単にですが感想を書かせていただきました。発表資料を公開されていた方は貼り付けています。
(更新ありましたら都度UPする予定。もし抜け漏れ・間違いがあり修正が必要でしたらご連絡ください)
「About Edge Computing "あらゆるものが考える"世界を作るのに必要な技術」(ほけきよ)さん
「ほけきよ」さん
エッジコンピューティングに対して「如何にモデルを軽量化するか」「効率よく(コスト安く)モデルを更新するか」などデモ含めて説明されていました。
仕事でも世界中の多くの現場を出向いている人で、本当に現場で困っていることに適切なアプローチをとられている凄い人だった。
「挫折しないためのAI学習法」(からあげ)さん
「からあげ」さん
AIの勉強するための大きな2つの壁「環境構築」「実際つかってみる」に対してどのように初心者が対処していくべきかについて説明されていました。
またAIを学ぶ上で数学含めた「基礎技術」の重要性、また勉強し直している話もされていました。(筆者もその姿勢を見習わなければ…)
「技術力で世界と戦う 機械学習コンペティション『Kaggle』の魅力」(u++)さん
「u++」さん
AIの「機械学習」,「教師ありなし」の基礎を丁寧に分かりやすく説明されておりデモまで実演されていました。
そしてKaggle(機械学習のコンペ)を実際に取り組んで賞金まで得た内容を赤裸々に話してくれて本当に物凄く面白かった。(正直なところ今回レベルが一番高かった方)
※筆者のブログ環境だと「speakerdeck.com」の画面サイズ崩れてしまったので「u++」さんのブログ記事を貼り付けています
あと2000万ぐらいでKaggleを開催できる側になれるということなので、今度こそっと上司に相談してみたいと思った。(多分却下されると思うが…)
「カーナビプロダクトにおける機械学習事例」(masayuki5160)さん
「masayuki5160」さん。会場スポンサーのヤフー株式会社さんからのLT枠でした。
スマホのカーナビアプリでGPSが届かないとき、如何にAI・機械学習のモデルを更新するかを説明されていた。
「車載のディスプレイ接続のアプリにしたら」⇒「ユーザが窓際ではなく、座席の横にスマホを置くようになる」⇒「GPSの接続が悪くなった」⇒「目的変数に影響・課題となる」
など実際アプリ開発した人でないと聞けない苦労話も説明してくれて非常にためになった。
「ベイズ学習に入門した話」(なつお)さん
「なつお」さん
ベイズ学習について実際プログラムを交えて丁寧に説明してくれました。
5分のLT枠という短い時間の中で線形回帰とベイズの違いについてこれだけ分かりやすく説明できるのは凄いと思う。(正直筆者じゃできない)
「エッジAIの事例を簡単に試せる!Edge TPUとAI初心者」(ミソジ)
筆者の「ミソジ」
AIの勉強会ということで画像認識とPLC(シーケンサ)がエッジAI一つで簡単にできる事例を説明させていただきました。
「初心者でもエッジAIデバイスを使えば簡単にAI始めれるよ!」と伝えたつもり。
一応元ネタのブログ記事はこっちです。回路図・テスト環境の詳細含めて説明しています
「人工知能の国際会議IJCAIの紹介」(神)さん
「神」さん
来年2020年7月11日~17日に行われる人工知能の国際会議IJCAIについて費用・開催場所・過去の学会の様子含めて丁寧に説明してくれていました。
IJCAIの学会が他学会と比べてどの位置づけにあるのか分かりやすく教えてもらえて非常に良かった。(本当にIJCAIに行きたくなった。可能であれば行きたい)
発表資料は下記の後半一部分でした。
http://www.kamishima.net/archive/mldm-overview.pdf
「AIを活用して作るWebサービス開発について」(2z)さん
「2z」さん
後半の技術的な内容も良かったが、前半の中学の頃からガラケー向けWeb系開発されてドメイン失効までの流れがすごく面白かった。
(本人にとっては笑えない話かもしれないが…)
そして今でも「AIメーカー」「モジコ」など色んなWebサービスを一人で作れる凄い方。(直接話してもWeb系の知識・経験豊富で技術力あるスゲー人)
※筆者のブログ環境だと「speakerdeck.com」の画面サイズ崩れてしまったので発表資料のツイッターを貼り付けています
本日の #StudyAIchi 勉強会でのLT発表資料です。
AIを活用して個人で作ったWebサービスをご紹介させて頂きました。早口になってしまいましたが、Web系エンジニアでもAIをうまく組み合わせることでWebサービス開発の可能性が大きく広がることが少しでも伝われば幸いです!https://t.co/t0fLXQYDVb
— 2z / AI MAKER (@2zn01) September 7, 2019
「Math is language」(HELLO CYBERNETICS)さん
勉強会の日程を1週間後と間違えていたらしいが、急遽発表資料を完成させた凄い人。
AIを学ぶ上でも数学を勉強する重要性・何を学べばいいのかを丁寧に説明してくれた。やはり線形代数・微分は重要ということ。(筆者も苦手な分野だが頑張りたい。)
ブログの内容拝見しても、丁寧に計算・プログラムを交えて数学を説明されており、改めて凄い人だと思った。
勉強会で説明していた内容は下記内容ということ。しっかり見直して勉強させていただきたい
昨日AIchi勉強会で
線形代数は科学技術の基本言語になる、微分は非線形を線形近似して線形代数の世界に持ち込める。2つのコトバで非常に多くの技術を記せる。
みたいなこと言いつつ何も具体的な説明ができなくて、記事を書こうと思ったら、良い感じのことを既に書いてた。https://t.co/M0x7RNkm9n
— HELLO CYBERNETICS (@ML_deep) September 8, 2019
「ディープラーニングおじさんの話」(やま)さん
「からあげ」さんの記事で出てくる「ディープラーニングおじさん」こと「やま」さんがゲスト講演してくれました。
最初に今までの経歴・仕事をしてきたのかを説明されて、今回は学生・社会人も交わった勉強会ということもあり、各ターゲットに対して学ぶ姿勢を教えてもらえた。
○大学で学ぶ姿勢
⇒研究の仕方を身に付ける(数年の学生研究だけではその後の社会人数十年飯は食えない。重要なのは「研究の仕方」を身に付けるべき旨)
○企業で学ぶ姿勢
⇒世の中の流れを掴むこと。(今のAIも10年後はどうなっているかは分からない。常に外へのチャンネルを開き、流れを感じ取り掴む必要がある旨)
こういった話を聞けるのは筆者も社会人になって数少ないので非常に身に染みた。一人の社会人として「ディープラーニングおじさん」の姿勢を見習いたい。
懇親会
発表者・参加者交えて懇親会。
「仕事で話す何時もの人」ではなく、「背景・経験が全く違う勉強会の人」とAIの雑談するだけでも考え方が全く違って非常に参考になる。
また「ブログ見てます!」と言われて非常にモチベーションが上がった。
(何か自分の恥ずかしい技術ブログが大企業の方にも見てもらえていた)
AIの勉強会の参加方法
ということで非常に充実した勉強会でした。
「AIってどうなの?」「AI触ってみたい」という初心者でもAIの勉強会に参加することは「きっかけ」「情報収集」という意味でも非常に良いと思います
筆者は勉強会に参加するのも初めてでしたが、最近はエンジニア間での勉強会を探せるサイトがあり、非常に参加しやすい環境だと改めて感じました。
conpassで探してみる
AIの勉強会の探し方に関して現在はIT勉強会のプラットフォームの「connpass」で探してみるのが手っ取り早いかと思います。
※他にも勉強会検索サービスは色々ありますが、他知りたい方はググってみてください
Twitter / Facebook / GitHub のアカウントがあればすぐにログインできますし、SNSを使っていない方でも新規会員登録も可能です。
興味ある「人」,「内容」で選んでもらえればいいと思います。まずは地元で開催される参加しやすい勉強会に参加するのがベターかと。
まとめ・感想
今回AIの勉強会にLT枠・一般枠としても初めて参加しました。
感想として本当に行って良かったと思います。すごくモチベーションアップに繋がりました。
「からあげ」さん含めた開催者・参加者・運営者の皆様、また会場のヤフー株式会社様には重ねてお礼申し上げます。
AI初心者・玄人の方もぜひAIの勉強会に参加することをおススメします。
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