今回は前回にリレーとタイマーの電流測定した記事を書きましたが、その続きの過電圧時の電流測定をしたので「過電圧のリレーとタイマ-の電流測定してみた」を紹介します
前回の記事はこちらから
過電圧(24V+10%)の調整
過電圧の調整に関しては、少し前の記事にも記載しましたがスイッチング電源の調整トリマで対応します。使用するスイッチング電源も前回と同じくオムロン製で型番はS8JX-N03024CDです
それでは出力電圧を調整して、過電圧24V+10%にした状態で電流測定を行います
リレー(MY24)の過電圧時(24V+10%)の電流測定を行った
過電圧時(24V+10%)でオムロン(OMRON)製リレーMY4を動作させます。
流れる電流はデータシートにも記載してありますが計算上「I(電流)=24V+10%(電圧)/662Ω(コイル抵抗)=39.9mA」となります。電流計を回路内に直列に接続してあげましょう。
実際の回路は下記となっています。前回記事よりDC24V時は36.4mAでしたので。
結果は「24V時36.4mA⇒26.3V時40.7mA」となりました。
※24V+10%=26.4Vですが、そこまでの調整が難しく26.3Vとなっております。ご了承ください。次の章では過電圧24V+10%のタイマー(H3Y)の測定を行います
タイマー(H3Y)の過電圧時(24V+10%)の電流測定を行った
過電圧時24V+10%でオムロン(OMRON)製リレーMY4を動作させます。
タイマーの内部抵抗はデータシートにも記載していませんが単純な計算上「R(抵抗)=024V(電圧)/37.5mA(電流)=640Ω」となります。そのため26.4V時の電流は「I(電流)=24V+10%(電圧)/640Ω(タイマ抵抗)=41.3mA」となります。
(※本来がタイマーが「ソリッドステートタイマ」で半導体(フォトカプラ類)動作ですので詳細に計算しようとすると「Vf」など含めて計算する必要があると思いますが、今回は単純なオームの法則で仮計算します)
実際の回路は下記となっています。前回記事よりDC24V時は36.4mAでしたので
結果は「24V時38.6mA⇒26.3V時43.4mA」となりました。
まとめ・感想
テスターを使って過電圧時のリレー・タイマーの電流値を無事確認することができました。計算の仕方はさておき過電圧時にはリレー,タイマ-の両方で電流値が増えることが目で確認できたと思います。
今日はここまでにしたいと思います。どうもありがとうございました
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