360°カメラ(RICOH THETA)をKR260+PYNQから操作してみた

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360度カメラのRICOH THETAを、KR260+PYNQから操作してみました。

インストール方法から実行例含めて紹介します。

 

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360°カメラ(RICOH THETA)をKR260+PYNQから操作してみた

360度カメラのRICOH THETA VをKR260から操作してみました。

USB経由で制御しています。

 

実際に360°カメラが撮影した写真が下記になります。

 

実際のテスト動画は下記です。

ipynbファイルから制御できていることが分かります。

 

実際にインストールした手順、制御したipynbファイルについてを紹介していきます。

 

RICOH THETA V

使用した360°カメラはRICOHのTHETA Vです。

色々なAPI・ライブラリが公開されており、使いやすい360°カメラです。

接続方法もUSBやBluetoothなどあります。

 

最新はRICOH THETA XですがVを選んだ理由は下記記事で紹介しています。

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KR260にTHETAを接続

KR260にTHETAを接続します。USBで接続しています。

dmesgでログを見ると、問題なく接続できました。

 

 

ライブラリをmake・インストールする

下記GitHubを参照してmake・インストールしました。

 https://github.com/codetricity/libptp2-theta

 

KR260のUSB経由でTHETAを動かす

インストール後は「theta」というコマンドが使えるようになります。

例えば、ヘルプを確認したかったら「theta -h」です。

またカメラ(デバイス)情報を読み取りしたい場合は、「theta -i」です

 

Jupyter Notebook

Kria-PYNQのJupyter Notebookを使って、Pythonから制御します。

今回紹介するのは、あくまで一例です。

他にもRICOH公式のUSBのAPI情報を使って色々操作可能です。

 https://github.com/ricohapi/theta-api-specs/tree/main/theta-usb-api

 

ipynbファイル

今回筆者が作成・実行したipynbファイルは下記です。Gistにアップしています。


コマンド同様に、pythonでもカメラ情報を確認してみます。

 

 

GitHubに記載されている手順そのままですが、撮影まで流れを試してみます。

まずはTHETAを省エネモードからWakeUP。カメラのLEDランプが青色に点灯します。

 

カメラ撮影モードにします。カメラマークが青く光ります。

 

あとは撮影(キャプチャ)するだけです。

360°カメラのTHETA Vの撮影する時間を確認しましたが、約3秒でした。

 

実際のKR260とTHETAの周りの状況は下記状況でした。※スマホから撮影

 

 

THETAに保存されているファイルを「theta -L」で確認できます。

取得できたデータは下記写真です。

 

 

ファイルを指定(もしくは全てに)して、KR260に保存できます。

「theta --get-file=HANDLE」「theta --get-all-files」

カレントディレクトリにTHETAから転送されます。

 

 

opencvで画像表示させます。

 

ipynb上でもopencvを使って撮影した360°カメラ画像が確認出来ました。

 

まとめ

360度カメラのRICOH THETAをKR260から操作してみました。

しかし1枚のカメラ撮影に3秒ほどかかり、そのままではリアルタイムの制御には使えません。

そのためGstreamerを使ってリアルタイムにopencvに流しこむ別の手法で対応しました。

 

今回のKR260で実施した内容は、下記記事で紹介したテストの一部です。

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