安定なDC12V/DC24V電源が欲しく、オムロン(OMRON)製のスイッチング電源を選んでみた

本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
電源

今まではUSB5Vから昇圧してDC24Vを作っていましたが、「安定なDC12V/DC24V電源が欲しく、オムロン(OMRON)製のスイッチング電源を選んでみた」を紹介します

(むしろ今回のようにAC100V~AC240VからDC24Vを作る方が王道です)

 

簡単にUSB5VからDV24Vを作りたい方は下記記事を参考にお願いします

DC12V/DC24V電源の自作方法 USB5Vから簡単に昇圧
何かと電気工作をしていてテスト等で市販のリレー・アクチュエータ・ドライバを動かす際には12Vまたは24V電源が欲しい!というシチュエーションがあると思います。 そこで今回は簡単にできるDC12V/DC24V電源の作り方を紹介します <<20...

 

スポンサーリンク

オムロン製スイッチング電源を選んだ

今回選定したスイッチング電源はオムロン製で型番はS8JX-N03024CDです。(正直に言いますとかなり適当に選んだ型番ですが、少し理由を付けて記事にしたいと思います)

 

普段スイッチング電源使い慣れている人ならば選定は問題ないと思いますが、初めての方が選定するにあたってのポイントを簡単に少しだけ説明しときます

 

※電気経験未経験者の方は・・・

また電気関係未経験の方はDCジャック型のスイッチング電源を選ぶことを推奨します。

 

下の写真のようなパソコンのバッテリー形状のものです。(下記は筆者の外付けHDDのスイッチング電源(12V 0.5A)です)

特にDC12Vを取り扱いしたい場合は、筆者のように他の手元にある機器のバッテリが使えるケースも多々ありますのでおススメします。

 

 

DCジャックからは直接電源取り出せませんが、上記のような変換基板を使えば簡単に取り出せます。(また個別に記事にする予定です)

 

DCジャックを推奨している理由は大手メーカのスイッチングは基本的に工業用途で接続しやすいように「端子台形状」です。そのため必ず(非常に簡単ですが)入力電源AC100Vの接続をする必要があります。

AC100Vは短絡、また感電すると非常に危険なの未経験の方は直接DC電源が直接出ていているものを選ぶことを推奨しときます。

 

但しデメリットとしてはDCジャック型のスイッチング電源(特にDC24V)は大手メーカが取り扱っていなく海外含めたニッチなメーカとなることです。

(まぁ基本DC24V取り扱おうとする方は基本電気経験者の方が多数だと思いますので端子台形状を選ぶと考えていますが…)

 

電源容量(電源・電圧)を決める

実際に動作させたいもの電圧を確認して、必要な電流を計算します。メーカの定格を参考にして決めていきます。本当に簡単な例を2例ほどあげておきます。

例(1)_汎用的なオムロン(OMRON)のリレーMY4(24VDC)を30個動かしたい場合


メーカHPより「コイル定格・・・24V 36.3mA」のため電圧が24V 電流が36.3mA×30個=1089mA以上のスイッチング電源を選べばOKです。

 

容量選択する際には1080mAという細かい値はなく大体0.5A刻みが多いので、一番近い電源容量の24V 1.5A」スイッチング電源を選択するケースになります。今回選定したS8JX-N03024CD(24VDC_1.5A)はOKです

 

例(2)_汎用的なオムロン(OMRON)の「リレーMY4(24VDC)」15個 +「タイマーH3Y-4」15個を動かしたい場合

先ほどと同様にメーカHPよりH3Y-4のタイマーの定格は「消費電力・・・0.9W(DC24V時)」ということでした。

 

H3Y-4の消費電流としてはI(電流)=W(電力)/V(電圧)=0.9W/24V=37.5mAとなります
(オムロン様がリレー同様に消費「電流」で書いていないのは何か理由があるんですかね?また暇な時に確認してみます)

 

ということですのでリレー×15個とタイマー×15個の合計の電流値を計算するとが「36.3mA×15」+「37.5mA×15」=1107mA以上を選べばOKです。

このケースでも前回同様に24V 1.5A」スイッチング電源を選択するケースになります。

 

メーカと種類決める

日本メーカまた海外メーカ含めると数えきれないほどあります。⇒迷ったらとりあえずオムロン(OMRON)でも選んでおいてください。

 

スイッチング電源を取り扱っているどのネット販売店でもオムロンはあるケースが多いため、手に入りやすいです。オムロンのHPはこちらから

 

メーカHPを見ても様々な電源があります。最近は「IoT対応」とか「安全2重化対応」とかもあります。

 

特にこだわりが無ければシンプルな汎用電源で端子台形状を選べば構いません。(デバッグ・テスト用としては端子台形状をおススメします。)
オムロンだとS8JXシリーズになります。

 

形状を選ぶ(カバー有無,DINレール取付有無)

①で決めた電源容量(電流・電圧)を元に型番を決めます。追加で決めることはカバー有無、DINレール取付有無ぐらいです

入力のAC100V電源部が裸になっていると危険のためカバーはあった方が良いです。



仮にカバー無しにしたい場合でもネジ一つで外せますので特に理由が無い場合はカバー付きを選択するのをおススメします

取り付けタイプは「DINレール」か「正面取付け(ネジ)」がありますが、
こちらも迷ったらとりあえず「DINレール」といった感じで選んでもらえれば問題ないかと思います。

理由はこちらも指定のネジ取り外せば変更可能のためです

「正面取付け(ネジ)」は下記箇所でネジ止めできます。あらかじめ板金取り付けが決まっている方はこちらにした方がいいでしょう。

取り付け寸法はこちらのオムロン様HPに載っています。

「DINレール」型はそのままDINレールに差し込むだけで使えます

 

DINレール取り付けをまとめた記事が下記となっています。よろしければこちらもご覧ください。

DINレールをカットして使い方・取り付け・固定方法を確認してみた
DINレールを購入して実際にカットして使い方・取り付け・固定方法を確認してみました。 DINレールを自前でカットして失敗した体験談や、実際のDINレールの規格寸法から固定方法まで幅広く紹介した記事となっています。 DINレールとは DINレ...

 

まとめ・感想

①~③の手順より「DC24V」「定格1.5A」「カバー有」「DINレール取り付け有」を選択するとなるとオムロン様のHPより選定するとS8JX-N03024CDとなります。

本当に簡単に選定しましたがデバッグレベルではこんな感じで選定すればいいのではと考えています。気持ち大き目の電源容量にしといた方が良いと思います

 

<<20180218追記>>
この記事の続きにあたる「オムロン(OMRON)製のスイッチング電源(DC24V電源)を使ってみた」の記事を書きました。リンク先はこちらから

オムロン(OMRON)製のスイッチング電源(DC24V電源)を使ってみた
今回は前回選定したオムロン製のスイッチング電源を実際に使ってみた記事「オムロン(OMRON)製のスイッチング電源(DC24V電源)を使ってみた」を紹介します 前回記事はこちらから。 オムロン製スイッチング電源の入出力端子 今回使うスイッチン...

 

今日はここまでにしたいと思います。どうもありがとうございました

 

 

コメント