ラズベリーパイをPLC(シーケンサ)として使う実践編で「入門編!簡単なPLC・ラダーのプログラムの例を作って動かしてみた」を紹介します
ラズベリーパイでラダーのプログラムを実際に数例動かして紹介しています。「自分でPLC(シーケンサ)・ラダーを色々触ってみたい!」という方におススメな記事となっています
前々回、前回の2回の記事でラズベリーパイをPLC(シーケンサ)として動かす方法は記載しています。最初から読みたい方はこちらから
前回作ったラダープログラム
前々回作成したラダープログラムは入力「X001」が出力「Y001」に直結している簡単なラダープログラムでした。
つまり実動作でも「入力_SW」を押せば「出力_LED」がONする回路でした。
※SWが押していないとき…LED非点灯
※SWを押しているとき…LED点灯
プログラムの実動作を動画で撮ったのが下記となります
今回は「ラッチ(自己保持)回路」「ラッチ(自己保持)回路(リセット付き)」の2点を作成していきます
ラッチ(自己保持)回路
ラズベリーパイの接続としては前回と変わりません。GPIO27を入力、GPIO17を出力としています
SW・LEDのつなぎ方も前回と同様です
ラダー回路だけ変更して、入力「X001」の下に「M001」が追加しています
これだけでラッチ回路になってくれます。入力_SWを一回押したら出力_LEDが点灯し続けます。実際に動作を確認していきましょう
※SWが押していないとき…LED非点灯
※SWを押しているとき…LED点灯
※SWを離したとき…LED点灯
上記のラッチ(自己保持)する動作を動画にしてYoutubeにUPしました。
ラッチ(自己保持)回路 リセット付き
次はラズベリーパイの接続でGPIO22を入力としてSWを1つ増やします。GPIO27・GPIO22を入力、GPIO17を出力としています
SW回路もブレッドボード上で追加しています
一つ目の入力回路と同じ構成で10kΩのプルダウンをしています。回路図ベースでSW2とR3の箇所になります
ラダー回路も修正しており、X002(b接点)を追加しています。この「X002」がGPIO22として動作します。
前回同様に入力_SW1を一回押したら出力_LEDが点灯し続けますが、入力_リセットSW2を押したらLEDが消灯します。それでは実際に見ていきます。
※SWが押していないとき…LED非点灯
※SWを押して離したとき…LED点灯
※リセットSWを押したとき…LED消灯
今回の動画は下記です。リセットSWを押すと「X002」のb接箇所が切れてLED消灯することがよく分かります
まとめ・感想
如何でしたでしょうか。上記のように簡単にラダー回路を編集してデバッグができます。
「自宅でPLC(シーケンサ)・ラダー回路の勉強・デバッグをしてみたい!」という方には非常に使いやすいソフト・環境だと思います。ぜひ使ってみてください
次の記事ではラダーだけでなくファンクションブロックなど様々なPLC言語の使い方の紹介しています。よろしければご覧ください
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