趣味でオシロスコープを購入する際に4chであるメリットを紹介します。
基本は2chでも十分ですが、不具合・エラー発生時の測定・解析に非常に役立ちます。
実際に4チャンネルが役に立った事例を紹介します。
オシロスコープの4chをおすすめする理由!困った時の解析に役立ちます
もし趣味でオシロスコープを購入を迷っている方がいましたら4チャンネルを推奨します。
オシロスコープの4チャンネルをおすすめする理由は主に3つです。
4チャンネルのデメリットはほぼ無いのですが、あえて挙げると下記です。
各メリット・デメリットの詳細を具体的に紹介していきます。
オシロスコープが4チャンネルのメリット
筆者のオシロスコープは4チャンネル品です。
購入するとき筆者も2chか4chかで迷いましたが、4ch品を購入して良かったと思います。
電子工作・デバッグ作業で大いに活躍中です。
今回使用している4chのオシロの詳細は下記記事で紹介しています。
よろしければ一緒にご覧ください。(リンク先はこちらから)
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4chのオシロならばデバッグ作業が楽
チャンネル数が多いオシロスコープを使うとデバッグ作業が捗ります。
理由は「元々測定したい信号」と「エラー用の信号」をまとめて確認可能なためです。
ハード・ソフトのデバッグ作業をしていると、不具合・エラーは頻繁に発生します。
上記エラー例は下記記事でCAN通信モジュールとラズパイを接続にした際のエラーです。
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エラー発生時には「ハード」か「ソフト」の問題を切り分ける必要があります。
オシロスコープが4chだとチャンネル数が余っているケースが多いです。
エラー(割り込み)の信号含めて波形測定することが可能になります。
正直これが一番メリット大きいです。効率よくトラブル・不具合の解析ができます。
今回の場合は割り込み信号はHi(1)に入っていたのでハードの接続は問題有りませんでした。
ソフトの設定で間違っていたことが迅速に発見することができました
個人でオシロスコープを購入する背景としてはデバッグ作業の効率化があると思います。
4チャンネルのオシロだと効率が更に良くなるのでおすすめです。
4chのオシロでSPI通信が解析可能
2chのオシロでは測定できなかった多信号の通信IFの測定が可能となります。
汎用的に使われている4chのSPI通信なども測定可能となります。
4chあることでクロック・データ含めた多くの通信IFが測定可能となります。
実際に下記記事で4chのオシロでSPI通信の測定・解析を行えています。
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2chのオシロで複数回に分けても測定可能ですが、測定効率が悪くなります。
やはりチャンネル数に余裕があるオシロの方が測定効率が良くなります。
4chのオシロならば電源シーケンスの測定が楽
電源の調査もオシロのチャンネル数が多いと楽です。
多くの電源を持つ基板の測定・解析も可能となります。
最近のCPUは電源が複数持っているケースも多いです。
各電圧のシーケンスを確認するときも4chならば効率良く実施できます
下記記事では4chのオシロでラズベリーパイの複数の電源シーケンスも調査できています。
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基板の電源調査・解析する上でも4チャンネルのオシロの方が効率良く進めれます。
オシロスコープが4チャンネルのデメリット
オシロスコープが4chであるデメリットは正直あまりない認識です。
あえて言うとスペックという意味ではなく、コスト関係になります。
2chと4chのコスト差はオシロのスペック次第で大きく違ってきます。
但し、筆者の趣味レベルオシロスコープの場合は1~2万ほどの差です。
(筆者の4chのオシロが5~6万程度で、同スペックの2chが4万~5万程度です)
この辺りは個人の予算もあるので一概には言えませんが、筆者は4chをおすすめします。
(貴重な休日の趣味の時間を効率化できるならば安いものだと筆者は考えます)
まとめ
オシロスコープの4チャンネルをおすすめする理由は主に3つです。
デバッグ作業で困ったときにオシロスコープは非常に強い味方となってくれます。
今回の記事内で紹介したRIGOL DS1054Zのように4ch品だと作業効率が非常に良いです。
よろしければ皆さまも是非オシロを使ってみてください。
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