モバイルディスプレイ代替のHDMIキャプチャボードが良かった件

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デバッグ用に、小さいモバイルディスプレイの購入を考えていました。

ただ頻度も少ないため買うか悩んでいたところ、HDMIキャプチャボードで事足りました。

2000円程度の変換ケーブルですが、非常に役立ちましたので紹介します。

 

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モバイルディスプレイ代替のHDMIキャプチャボードが良かった件

画像認識・ライブストリーミングの速度(FPS)を調べるのに、HDMIキャプチャボード役立ちました。

またデバッグ時にも、モバイルディスプレイ代わりとなりました。

 

キャプチャソフトを使うとCPU負荷が高まり、どうしても速度の測定に影響が出ます。

実際の速度にどれほどの影響があるか調べてみました。詳細を紹介していきます。

 

HDMIキャプチャボード(USB-C)

購入したHDMIキャプチャボード はType-C接続のものです。

 

接続したいタブレットの充電口コネクタに合わせたものを購入すればOKです。

特殊なドライバなど不要で、タブレットに挿すだけで使えます。

 

購入して非常に良かったと思う点は下記です。

安いタブレットでもモバイルディスプレイ代わりになります
キャプチャソフトのCPU負荷を気にせず、動画速度を確認できます
ブート時や電源ON/OFF直後の画面も取得可能です

 

2000円程度のキャプチャボードなので仕方がないですが、デメリットとしては下記です。

筆者のようなデバッグ用途では、多少解像度が荒くても問題無しです。

解像度は固定されてしまう(1080p) ※デバッグ用途なら問題無し

 

モバイルディスプレイ代わりになる

モバイルディスプレイを購入しようとすると約1万~2万します。

但し、紹介したHDMIキャプチャボードは2000円程度です。非常に安いです。

外でディスプレイを映したいときは、タブレットとHDMIキャプチャボードでカバーできました。

 

既にある(安い)タブレットを有効活用できます。

(ゲームや映画鑑賞など)画質にこだわらない用途でしたら、1080pで十分に使えました。

タブレットで使用したソフトも下記の無料のもので十分に使えました。

 https://play.google.com/store/apps/details?id=infinitegra.app.usbcamera&hl=ja

 

キャプチャソフトによる動画速度への影響を受けない

このテストビデオではキャプチャソフトが、物体検出の速度への影響を確認しています。

HDMIキャプチャボードを使ってテスト動画を取得しています。

 

評価ボード(KV260)にUSB接続のWebカメラを接続済です。

最初にビデオキャプチャ無のWebカメラでライブストリーミングをしてみます。

OpenCVとGStreamerを使っています。ソフトウェアデコードです。約30fpsの速度が出ています。

 

次にビデオキャプチャを動かしながら、ライブストリーミングの速度を確認してみます。

ソフトウェアデコードのため、平行で動いているキャプチャソフトの影響を受けるはずです。

CPU負荷も100%に張り付き、動画速度が落ちて約30fps→26fps程度になりました。

 

物体検出(YOLOX)の速度でも、ビデオキャプチャ有り無しで確認してみました。

やはりビデオキャプチャ有りだと約15fps→約10fpsまで低下していました。

テストの動画など速度取得する際にはHDMIキャプチャボードは使えそうです。

 

ブート時や電源ON/OFF直後の画面も取得可能

HDMIキャプチャボードの良いところは、ブート時や電源ONの瞬間もキャプチャ取得できます。

例えば、Linuxの最初のログが流れる画面も下記のように取得可能です。

 

そして画像をChatGPTやGeminiなどのLLMに確認してもらえれば、文字としても認識できます。

非常に便利です。

 

まとめ

デバッグ用に、小さいモバイルディスプレイの購入を考えていました。

ただ頻度も少ないため買うか悩んでいたところ、HDMIキャプチャボード で事足りました。

2000円程度の変換ケーブルですが、非常に役立ちましたので紹介しました。

 

購入して非常に良かったと思う点は下記です。

安いタブレットでもモバイルディスプレイ代わりになります
キャプチャソフトのCPU負荷を気にせず、動画速度を確認できます
ブート時や電源ON/OFF直後の画面も取得可能です

 

よろしければ是非皆様も使ってみてください。

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