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カテゴリ: テスター

どうもミソジです。

今回は筆者が持っている「実用的」かつ「使える」おすすめテスターの紹介で「使用レビュー HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター コンパクトで実用的! おすすめテスター」を紹介します

目次
1.HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター
2.サイズ比較
3.厚さ
4.カバー
5.機能
6.まとめ・感想

1.HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター
今回は筆者が所持しており、おすすめテスターである「HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター」を紹介していきます
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国内メーカで非常に信頼性・使いやすさともに優れていて非常に多くの技術者に使われているテスターです。今回はどう優れているのかを筆者2台目の「遊び用のテスター」と比較して紹介していきたいと思います

※「遊び用のテスター」はMASTECH?製M823という型で5年ほど前にどこかの電気屋で安売りしていたよく分からないテスターです。どちらかというとテスターとして普通の型はこちらの大きさです。

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2.縦横サイズ比較
まず「HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター」のサイズに関してです。
テスター自体の大きさとしても、かなり小さい部類です。手の小さい方でも片手で十分に持てます。

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まず横幅は55mm。「遊び用のテスター」と比べても10mmコンパクトになっています
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そして縦幅も15mm程度コンパクトになっております
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3.厚さ
そしてこの「HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター」の一番の特徴である厚さです。厚さが9.5mmと非常に薄いです。持ち運ぶ際に非常に楽になります
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汎用テスターがプローブ口まで合わせると約40mmですので厚さが1/4以下となっています
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4.カバー
「HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター」にはカバーが付いてきます。これが単なるカバーで終わらず、よりコンパクトにしてくれています
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このカバー内にプローブを収納できる箇所が付いています。
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これが非常に役立ちます。プローブがカバー内に収まり、プローブ・ケーブルを気にせずに持ち運べます。
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汎用テスターの場合はプローブが邪魔で基本巻きつけるしかありません。邪魔にもなり、プローブ・ケーブルを傷つけてしまいます
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5.機能
そしてテスターとしての機能は「HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター」に関してはシンプルでかつ実用的となっています

機能としては「直流電圧」「交流電圧」「抵抗」「導通」の4点が測定可能です。
正直なところ、上記以外をテスターで測定するケースは稀だと思いますので機能としては十分かと思います。
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また安物のテスターの電圧は測定レンジを気にして測定する必要があります。
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このHIOKI(日置電機) 3244-60 は特に気にする必要がありません。
電圧を測定したい場合は「交流電圧」か「直流電圧」を選ぶだけでOKです。非常に実用的になっています
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6.まとめ・感想
「HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター」は他の安物テスターと比べると少し値段は高いですが
「素早く測定したい」「ポケットに入れて持ち運びたい」などの実用的なケースでは非常にメリットあるテスターと考えています。

もしテスターを考えている方は是非選んでみてください
今日はここまでにしたいと思います。どうもありがとうございました。


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どうもミソジです。

今回は前回にリレーとタイマーの電流測定した記事を書きましたが、その続きの過電圧時の電流測定をしたので「過電圧のリレーとタイマ-の電流測定してみた」を紹介します

目次
1.過電圧(24V+10%)の調整
2.リレー(MY24)の過電圧時(24V+10%)の電流測定を行った
3.タイマー(H3Y)の過電圧時(24V+10%)の電流測定を行った
4.まとめ・感想

1.過電圧(24V+10%)の調整
過電圧の調整に関しては、少し前の記事にも記載しましたがスイッチング電源の調整トリマで対応します。使用するスイッチング電源も前回と同じくオムロン製で型番はS8JX-N03024CDです

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それでは出力電圧を調整して、過電圧24V+10%にした状態で電流測定を行います


2.リレー(MY24)の過電圧時(24V+10%)の電流測定を行った
過電圧時(24V+10%)でオムロン(OMRON)製リレーMY4を動作させます。
流れる電流はデータシートにも記載してありますが計算上「I(電流)=24V+10%(電圧)/662Ω(コイル抵抗)=39.9mA」となります。電流計を回路内に直列に接続してあげましょう。
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実際の回路は下記となっています。前回記事よりDC24V時は36.4mAでしたので。
結果は「24V時36.4mA⇒26.3V時40.7mA」となりました。
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※24V+10%=26.4Vですが、そこまでの調整が難しく26.3Vとなっております。ご了承ください
次の章では過電圧24V+10%のタイマー(H3Y)の測定を行います

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3.タイマー(H3Y)の過電圧時(24V+10%)の電流測定を行った
過電圧時24V+10%でオムロン(OMRON)製リレーMY4を動作させます。
タイマーの内部抵抗はデータシートにも記載していませんが単純な計算上「R(抵抗)=024V(電圧)/37.5mA(電流)=640Ω」となります。そのため26.4V時の電流は「I(電流)=24V+10%(電圧)/640Ω(タイマ抵抗)=41.3mA」となります。

(※本来がタイマーが「ソリッドステートタイマ」で半導体(フォトカプラ類)動作ですので詳細に計算しようとすると「Vf」など含めて計算する必要があると思いますが、今回は単純なオームの法則で仮計算します)
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実際の回路は下記となっています。前回記事よりDC24V時は36.4mAでしたので
結果は「24V時38.6mA⇒26.3V時43.4mA」となりました。

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4.まとめ・感想
テスターを使って過電圧時のリレー・タイマーの電流値を無事確認することができました。
計算の仕方はさておき過電圧時にはリレー,タイマ-の両方で電流値が増えることが目で確認できたと思います。


今日はここまでにしたいと思います
どうもありがとうございました


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どうもミソジです。

今回は前回にテスターでヒューズを交換した記事を書きましたが、その続きの電流測定をしたので「テスターでオムロン製のリレーとタイマーの電流を測定してみた。」を紹介します

目次
1.今回電流測定するリレー(MY24)とタイマ(H3Y)
2.リレー(MY24)の電流測定を行った
3.タイマー(H3Y)の電流測定を行った
4.まとめ・感想

1.今回電流測定するリレー(MY24)とタイマ(H3Y)
今回測定に使うリレーとタイマ-はお馴染みの「オムロン(OMRON)製リレーMY4(24VDC)」と「オムロン(OMRON)製タイマーH3Y-4(10s,24VDC)」です

オムロン(OMRON)製リレーMY4(24VDC)…36.3mA
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オムロン(OMRON)製タイマーH3Y-4(10s,24VDC)…37.5mA
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このメーカから出ている消費電流値が出ているか確認してみましょう


2.リレー(MY24)の電流測定を行った
DC24V電源でオムロン(OMRON)製リレーMY4を動作させます。
流れる電流はデータシートにも記載してありますが計算上「I(電流)=24V(電圧)/662Ω(コイル抵抗)=36.3mA」となります。電流計を回路内に直列に接続してあげましょう。
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実際の回路は下記となっています。DC24Vはオムロンのスイッチング電源から取っています。
結果は「36.4mA」となりました。

(※コイル抵抗662Ωの値は「部品のバラつき」,「温度条件」で変わってくるため、こんなものかと言ったところです。実際に24Vを印加した後しばらく観察すると「コイルに電圧印加」⇒「コイル温度上昇」⇒「コイル抵抗値上昇」⇒「電流値が低くなる」と思われる現象が出ていました)
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テスターのレンジは200mAとなっています。
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次の章ではタイマー(H3Y)の測定を行います

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3.タイマー(H3Y)の電流測定を行った
DC24V電源でオムロン(OMRON)製リレーMY4を動作させます。
タイマーは流れる電流はデータシートにも記載していませんが計算上「I(電流)=0.9W(電圧)/24VΩ(コイル抵抗)=37.5mA」となります。電流計を回路内に直列に接続してあげましょう。

(※タイマーがコイルと表記が違うのは動作原理が全く異なるためですかね。タイマーH3Yの正式名称は「ソリッドステートタイマ」と記載されており、物理的なリレー動作ではなく半導体(フォトカプラ類)動作を行っていると思います。)
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実際の回路は下記となっています。DC24Vはオムロンのスイッチング電源から取っています。
結果は「38.6mA」となりました。
(※タイマーの結果写真では38.7mAと38.6mAが混じっています。こちらもリレー測定時同様に電流が少しづつ下がっていく現象があったためです。本来は電流値が落ち着いてから写真とるべきでした…。しばらく経った後に37.5mAまで下がっているのは確認しています)
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但し注意するのが上記結果はタイマーON後の結果となっています
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タイマーON前に関しては定格電流が流れていませんでした。
結果は「2.9mA」となりました。
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4.まとめ・感想
テスターを使ってリレー・タイマーの電流値を無事確認することができました。
メーカのデータシートの定格値がありますが、やはり温度など含めて条件で値が多少ずれてくると思われるので細かい設計時には誤差含めて余裕を持った設計にしたいですね。

<<20180310追記>>
この記事の続きにあたる「過電圧のリレーとタイマーの電流を測定してみた」の記事を書きました。リンク先はこちらから

今日はここまでにしたいと思います
どうもありがとうございました

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どうもミソジです。

今回は少し前にテスターでヒューズを切れていた記事を書きましたが、その続きでヒューズを購入しましたので「テスターを開けてSODIAL(R)の速断型ガラス管ヒューズに交換してみた」を紹介します

目次
1.ヒューズを購入した
2.テスターを開けてヒューズを交換してみた
3.実際にテスターの電流計として使ってみた
4.まとめ・感想

1.ヒューズを購入した
今回使うヒューズは「SODIAL(R) 速断型ガラス管ヒューズ5x20mm 250V 0.5A 10個入」です。
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デバッグ用ではこれぐらいの汎用品ヒューズで構わないと思います。
何時ものように中国から送付されてきます。通例通り電子部品は内部がプチプチで保護されている封筒で送られてきました。
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ヒューズをよく見ると内部に電線があることが分かります
下手なテスターの使い方をするとよくヒューズが切れて電流計が使えなくなります。
予備含めて10個入りぐらいで購入した方が良いですね。
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2.テスターを開けてヒューズを交換してみた
前記事でも記載しましたが、テスター裏のネジを外してヒューズを交換していきます。簡単に+ドライバで外せます。
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そして電流計のヒューズソケット箇所にヒューズをはめます。
※もしソケットが緩んでいましたらベンチなどで軽くソケットを挟んでしっかりヒューズを固定するようにしてあげましょう
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はい、これでヒューズを無事交換できました。これでOKです。
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※本来ならばテスター記載通り250mAのヒューズを入れるのがいいのですが、デバッグ用で暫定対応として一番手に入りやすい500mA品を入れています。本格的に電流計を使う方はテスターの記載を守った方が保護素子として当然良いですので注意お願いします。

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3.実際にテスターの電流計として使ってみた
せっかくヒューズを交換したのでテスターの電流計として問題ないか使って確認してみたいと思います。
DC24V電源に10kΩを流します。流れる電流は計算上「I(電流)=24V(電圧)/10kΩ(抵抗)=2.4mA」となります。電流計を回路内に直列に接続してあげましょう。
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実際の回路は下記となっています。DC24Vはオムロンのスイッチング電源から取っています。
結果は「2.41mA」となりました。(抵抗に±5%誤差ありますので、こんなものかと言ったところです)
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テスターのレンジは20mAとなっています。10kΩはワニ口で接続していました
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6.まとめ・感想
無事テスターのヒューズを交換して、電流計が正常に動作していることを確認できました。
テスター電流計のヒューズは何かと切れやすいのでもし「測定できないな?」と思いましたらテスターのヒューズを確認・交換するのが良いですね。

<<20180224追記>>
この記事の続きにあたる「テスターでオムロン製のリレーとタイマーの電流を測定してみた。」の記事を書きました。リンク先はこちらから

今日はここまでにしたいと思います
どうもありがとうございました

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ノーブランド品 ポケットサイズ デジタルマルチメーター M832
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サンコスモ 小型デジタルテスター/マルチメーター DT-830B
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※筆者使用のM832と同形状モデル。(詳細は不明)


どうもミソジです。

今回は前回に紹介したトランジスタ電流増幅率の記事についての続きです。
今回は「トランジスタの直流電流増幅率(hFE)をシミュレーションする」を紹介したいと思います

前回テスターで電流増幅率を測定する回路図を調べたので、それを基にLTSPICEでシミュレーションをしました

目次
1.LTSPICEに2SC1815GR(F)を登録する
2.2SC1815GR(F)の基本的な特性の確認をする
3.テスター条件での基本的な特性の確認をする
4.テスター条件での直流電流増幅率(hFE)をシミュレーションする
5.本当にテスター条件での直流電流増幅率(hFE)をシミュレーションする


1. LTSPICEに2SC1815GR(F)を登録する
今回トランジスタをシミュレーションに使ったソフトはLTSPICEです。
(LTSPICEのインストール方法などは先人達による記事が多くあるので省略させてもらいます。必要な方はググって確認をお願いします)

テスターでも測定した下記トランジスタ2SC1815GR(F)のモデルを登録していきます。
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モデルの登録方法も先駆者達がいくらでもいるので概要だけになります。
(2SC1815GRモデル含めて、登録方法の詳細が必要な方はググってください)

①NPNのトランジスタを選択してもデフォルトでは2SC1815GRはありません
②そのためモデルを「standard.bjt」のファイルに追記します
 (フォルダ場所はデフォルトでは「C:\Users\ユーザ名\Documents\LTspiceXVII\lib\cmp」です)

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③モデルをワードパッド等で開いて2SC1815GRのモデルを追記しました
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筆者の登録したモデルは下記になります。(ググって拾ってきました)
*************************************
.model 2SC1815-GR NPN(Is=2.04E-15 Xti=3 Eg=1.11 Vaf=6 Bf=300 Ne=1.5 Ise=0
+ Vceo=50 Icrating=150m mfg=TOSHIBA
+ Ikf=20m Xtb=1.5 Br=3.377 Nc=2 Isc=0 Ikr=0 Rc=1 Cjc=1p Mjc=.3333
+ Vjc=.75 Fc=.5 Cje=25p Mje=.3333 Vje=.75 Tr=450n Tf=20n Itf=0 Vtf=0 Xtf=0)
*************************************

④2SC1815GRがNPNのトランジスタで使えるようになります
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次章からLTSPICEで作成した2SC1815の基本的な特性を確認していきます



2. 2SC1815GR(F)の基本的な特性の確認をする
まずはせっかくモデル作成したので基本的な特性を確認していきたいと思います。
特性を確認するために下記回路図でシミュレーションを行いました
V1の電圧を0~10Vにスイープさせて特性を確認します
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①VBE-IB特性
 基本的な特性図と言えばこれですね。グラフにして説明していきます
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横軸を0~0.9V,縦軸を0~990uAにしたグラフが下記です。
VBEが0.7Vを付近をメドにIC電流が流せるようになるのが分かると思います
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もう少しICの上り方を見たいため
横軸を0~0.9V,縦軸を-30~70uA程度にしたグラフが下記です
上グラフの矢印先を拡大したものとなっています

この回路図モデルだとIBに10uA流す場合VBEが0.7V程度となっていることが分かります
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こんな感じで簡単にLTSPICEでトランジスタの特性が分かるようになります
次の章では今回のテスター条件での電流増幅率について確認していきます


3. テスター条件での基本的な特性の確認をする
2章とはちがって3章ではテスターの条件にした場合の特性を説明していきます。

まずは2章でも測定したように回路図モデルを作ります
2章からの変更点としては2点です。
①B(ベース)手前の抵抗 ・・・10k⇒220k
②電圧 ・・・0~10V⇒0~3V

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2章と同様にまずは①VBE-IB特性を見ていきます
2章の横軸とは同じにしてグラフを描いていきます
横軸を0~0.9V,縦軸を-5~10uA程度にしたグラフが下記です。
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前回と比べて縦軸の電流が途中で止まっていますが基本的に同じグラフとなっています
このVBE-IB特性はトランジスタ自身としての特性が出て、ほぼ同じの結果となっています

電圧が小さく、抵抗が大きいものとなっているので流す電流が異なっているだけです
計算式で言いますと下記のようになっています。電流値が約100分の1です。
2章・・・IB(MAX)=10V-0.7V/10kΩ=930uA
3章・・・IB(MAX)=3V-0.7V/220kΩ≒10uA


では次章では電流増幅率がどうなっているか見ていきましょう

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4. テスター条件での直流電流増幅率(hFE)をシミュレーションする
まずはICの電流がしっかり増幅されているか確認してみます
測定する箇所で縦軸にIC(コレクタ電流)を追加します
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グラフにすると緑色の箇所が追加されました。
VBE≒0.7Vの際にIB≒10uAに対してIC≒3mAとなっており、トランジスタによって増幅されていることが分かります
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それでは第2縦軸に電流増幅度β=IC/IBを追加します
赤線が追加される形になります。実際グラフを見ると・・・

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電流増幅率が一定ではないグラフとなっています
理由としては今回の回路モデルでは電圧を0V~3Vにスイープしているためですね。
①VBE-IB特性のままの回路図モデルにしていました

これはこれでいいのですが、今回はテスターと同条件にするために電圧を3Vの定電圧にします。



5. 本当にテスター条件での直流電流増幅率(hFE)をシミュレーションする
本当にテスターと同様に電圧を3Vの定電圧にしたモデルが下記です
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この時のグラフを確認すると・・・はい!綺麗な電流増幅率が出ていますね。
IBもICも流れる電流は一定のため、電流増幅率も一定となっています
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数値を確認すると
今回の2SC1815GRの電流増幅率は360となりました

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テスタ-の測定が347でしたので。大体近い値になっています

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何とかシミュレーションと現実を合わせれこめました。結果が合ってよかったです
久々にLTSPICEを使いましたがやはり便利です。

今回はここまでにしたいと思います。
どうもありがとうございました

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